Seasonal

菜の花の色彩


Words & Images by Sayoko Tsukamoto



「菜の花」と聞くと、皆さんはどんな野菜を想像しますか?

からし和えやおひたしなど、日本の食卓には欠かせないお野菜。

ピリッとした苦味と、口の中にほんのり残る甘みが春が来たことを教えてくれます。


実は上の写真は全て「菜の花」なんです。

一般的に、「菜の花」としてスーパーに並ぶのは、菜種油の原料にもなる「アブラ菜」です。

ですが、「菜の花」という定義は広く、アブラナ科の野菜、例えばキャベツ・大根・ブロッコリー・水菜などのお花も全て「菜の花」と呼べるそうです。
通常、これらの野菜は花が咲く前に収穫してしまうのですが、種子を採るためにずっと成長させて置くと、とうが立ち花が咲きます。

とうが立つの「とう」とは、「花茎(花を咲かせる茎)」のことで、花茎が伸びてきた状態のことをとう立ちと言うそうです。

青山Farmers Marketでは
農家さんが直接、 畑から収穫してきた野菜が並びます。

市場などの流通に乗らないからこそ、スーパーでは見かけないたくさんの種類の菜の花に出会うことができます。




これは白菜の菜の花




これはルッコラの花


右はカブの花、左は紫小松菜の花




実際に食べて見ると、当たり前ですが、白菜は白菜の、ルッコラはルッコラのその野菜の味がします。「菜の花」といっても、本当にいろいろな種類あり、春の食卓が賑やかになります。

日本では馴染み深い野菜ですが、海外ではあまり食べられないそうで、よく質問を受けます。

調べてみると実際には、地中海沿岸が原産で、日本へは弥生時代に中国から渡来したと言われています。主には照明用の燃料である菜種油を採るために栽培していたそうです。実際に食用として出回るようになったのは、明治時代以降だそうです。勝手な推測ですが、種を撒き、花を咲かせ、種を採り、搾油する過程で、食べてみたら美味しかったのではないでしょうか?

これは私も初めて知りましたが、若い茎葉を食べる時には「青菜」、お花が咲いている時には「菜の花」、種子ができた時には「油菜」と呼ばれるそうで、出世魚のブリのように、菜の花は出世野菜だそうです。

最近私がハマっている菜の花のレシピをご紹介します!




菜の花しりしり

材料 4人分

菜の花 1袋 (100g)
玉ねぎ 小2分の1
ツナ缶 50から80グラム
卵 2個
生姜の千切り 小さじ1
ごま油 大さじ1
みりん 小さじ2
塩 小さじ2分の1
醤油 小さじ2分の1
《作り方》

1.    卵をといて、塩みりん醤油を加えよく混ぜる。

2.    菜の花は食べやすい大きさにカットし、玉ねぎは薄くスライスする。

3.    フライパンにごま油をして熱し、玉ねぎ生姜を加えて、しんなりするまで炒める。

4.    ツナを加えてさらによく混ぜる。

5.    菜の花を加え、半分火が通ったところで卵を加え、炒めて混ぜ合わせ、完成。


菜の花は油との相性が良く、ソテーしたりするとぐっと旨味が増して美味しくなります!

また、菜の花は冬の間に溜め込んだ老廃物のデトックスをしてくれる優れもの。

血流も改善してくれ肝の働きを助けてくれるので、春にたっぷり食べて体を整えましょう!

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▼青山Farmers Marketで「菜の花」が買えるおすすめ出店者さん紹介

自然農園TOMさん (千葉)

グリーンバスケットジャパンさん  (神奈川)

Ome Farmさん (東京)